ILCで日本が再び浮上する

ILCは粒子を超高速で衝突させて素粒子に分解することで、宇宙の謎を解明できると期待されている加速器です。
日本は素粒子物理学の分野で世界屈指の能力を誇るとともに、加速器を制作する技術でも群を抜いています。
日本ではこれまで素粒子物理学の研究で、湯川秀樹氏をはじめ、朝永振一郎氏、小柴昌俊氏、南部陽一郎氏、益川敏英氏、小林誠氏といった数多くのノーベル賞受賞者を輩出しています。
日本はこの分野において、世界も認める偉大な成果を発信し続けています。
ILCが実際に動き出せば、用地誘致から土地の整備、設計、そして建設、運用に至るまで、幅広い分野において、設立地の自治体や住人、数多くの企業や技術者を巻き込んだビックプロジェクトとなります。
そして、実験による宇宙の解明だけでなく、ILC建設にプロジェクトの成果は、技術の産業への波及や応用、地質や環境などの調査はもとより、地元の教育や文化育成、医療などの分野にも役立つはずです。
素粒子物理学だけでなく分野の垣根を越えた、日本全体に旋風をもたらすプロジェクトといえます。
つまり、かつて経済大国として君臨していた日本が再び浮上するチャンスを与えてくれるものとも考えることもできるのです。